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 痴呆の兆候

   かつては「痴呆」というと、「月日がわからなくなり、食事をしたことを忘れ、徘徊し、便をこねる」といった
   「重度の症状」が出た段階を指してきた。
  
   しかし、最新の研究では、重度の痴呆になるまでに、最低三、四年の「軽度の痴呆」「中度の痴呆」の段階が
   あることが解明されてきた。また、一部の遺伝的な痴呆などを除いて、
  「早期(軽度、中度)痴呆の段階」なら、「生活習慣」を見直すことで、症状が改善されることもわかってきた。

  定年が近づき、肩書だけで仕事が少なくなる五十七、八歳ごろを、
  老化・廃用型痴呆が忍び寄る最初の危険年齢。

  毎日、決まった電車に乗って会社に行くといった、『長年の習慣でパターン化した行動』は、
  軽い痴呆が始まっていてもできる。

  通勤しているから大丈夫だと家族は見過ごしていても、
  会社の同僚やご近所の目は異変に気づいていることが少なくない」

  高齢層では七十代で三〇%、八十代で五〇%、九十代で七五%の割合で痴呆が出現しているのに対して、
  五十代でも五%、六十代でも一二%の人に痴呆の症状が出ている。

  「まだ中年、熟年だから痴呆とは無縁だ」と、安心してはいられないのだ。

  四十代、五十代で発症し、一、二年のうちに重度痴呆になる「アルツハイマー病」と
 「アルツハイマー型痴呆」が混同され、後者が「治らない」と思い込まれている。

 し遺伝的な病気とされるアルツハイマー病は、残念ながら今のところ完治方法がない。
 が、アルツハイマー型痴呆は、重度になるとアルツハイマー病の末期症状と似ていることからその名前がついているが、

 現在「アルツハイマー型痴呆」と診断されている痴呆は、脳を使わないことで起こる「老化・廃用型痴呆」
 あることが多い。  
 その為、こちらのほうは、軽度、中度なら改善の余地がある。

 主な兆候  
 
「もの忘れ」が酷くなったら要注意! 
その他、重度なものとなると・・・

   記憶の障害 新しいことを覚えるのが苦手になるため過去のことは覚えているが
最近のことは分からなくなる。物忘れの自覚が乏しい。。
   幻覚や妄想 夜中に誰かがいると言い張ったり、誰かが襲いに来るなどと、
幻が見えたり、実際にはありえないことを確信している状態。
   問題行動 排泄物をいじる、食べ物以外のものを口に入れる、徘徊するなど。
   意欲や感情の障害 急に激しく泣き出したり、怒り出したりするような、
感情の抑えが利かなくなってしまう状態。
   失見当識 慣れ親しんだ道なのに、帰り方が分からなくなるなど、
ここはどこで、今がいつなのかが分からなくなる状態。
   日常生活能力の低下 服の脱ぎ着ができない、食事や入浴が一人でできない、
トイレを失敗するなど。

 
 痴呆対策
  
   「もう年だから」というのではなく、痴呆の兆候が見られたら、すぐ専門医のもとへと駆け込みましょう。
   痴呆は早期発見が重要です。




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