兆候WEBトップ>雪崩の兆候 ■雪崩の兆候 冬山シーズン、冬山登山でにもっとも気をつけたいのが、雪崩のアクシデント。 雪崩といっても、その原因は様々。 春山の「全層雪崩」もあるが、年末から2月いっぱいくらいの期間では、 新雪が降り積もり、気温がマイナスの世界で起きる雪崩=「面発生乾雪表層雪崩」の遭難事例が多い。 登山者が引き起こす(誘発する)雪崩のほとんどが、 この「面発生乾雪表層雪崩」である。 雪崩は命の危険に直結するアクシデントです。 気をつけて、気をつけすぎることはありません。 ■主な兆候 ☆ 「全層雪崩」の場合は、「クラック」や「雪しわ」など、目立った兆候がある為、 事故例は少ない。 ☆ 表層雪崩は、突然、起こる為、察知がしにくい。しかし、 気候条件や地理的要因で、 発生しやすい場所がわかるので、事前のリサーチが重要。 ■雪崩対策 「最も重要なことは、雪崩にあった時のことを考えるより、雪崩に合わないことを考えること」と、 冬山に詳しい方は、いいます。 少しでも兆候を感じたら、無理せず安全第一を考え、行動しましょう。 それでも雪崩に巻き込まれた場合の初動捜索として、「雪崩ビーコン」が効果的です。 統計的に雪崩に巻き込まれてから15分以内に救出された場合の生存率は93%となっています。 『雪崩ビーコン』とは…手のひらサイズの小型の無線機 で、 スイッチの切換えによって送信と受信が可能 である。 もし、だれかが雪崩に襲われ埋没、行方不 明となったら、 同行者(捜索者)は直ちにスイッ チを切換えて受信状態にする。 雪崩ビーコンを用いれば50m四方の広さ で、深さ1m以内に埋没した遭難者を5分以内に 発見することが可能となる。 ⇒HOMEへ |
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